M田もね。別に碁はうまくないのよ。打つの嫌いだって言ってるしね。棋譜を覚えて、そこで疑問に思ったことをプロに尋ねるのが好きなんだって。それだけでいいんだって。
今日もなんか覚えた棋譜について先生に尋ねていたわね。

こうなっては白も打てるんじゃないか、ってのがM田の主張らしいのね。下に向かった桂馬がどうこうとか言ってたけど、私にはよくわかんないわ。あとでM田が嬉しそうにしてたから、なんか先生と意見が一致したのかしらね。
そのM田と五子で打つのが最近の私よ。なんせ六子で二連勝したからね。「まあ置き碁なんてのは下手が勝つべき」とかなんとか言ってたけれど、ちょっと悔しそうだったわよ
。
で、ここに載せたのは五子局1局目ね。

う~んと、コウになった瞬間ね。「おめえはなんでコウの準備をしてるのに気付かねえんだ」とか言われたけどね。そんなもん知ったこっちゃないわよねえ、普通。
結局この日は30目ほど負け。で、今日もまた五子で打ってみたんだけど、やっぱり同じくらい負け。途中で「ここ打っていいよ、死ぬから」とか言われてその差よ。
この図の碁もきょうの碁もね。なんか終わってみるとM田がほぼ「一石碁」なわけよ。「なんでそうなるの」と問えば「だって、ぼく攻められるの好きじゃないんだもん」と。
なんかこいつ。「それなり」には碁を打てるみたいね。五子になると突然その強さが身に染みて、今日も途中からは半分キレながら打っちゃったし…。
「五子になれば、守るんじゃなくて、自分のリズムで碁を打つことが必要だ」とか言ってたわ。まあ、ちょっと調子にのって良いこと言ったつもりなんでしょうね。でもまあ少しそういう気もするの。
先生と話していたわね。「六子から五子というのはかなりのジャンプがあるように思いますね」。先生曰く、「そう、六子と五子は置き碁の中でもちょっと質が変わるところですね」。
「おまえな」とM田が言ってたわ。「五子からライバルと言っても五子で碁になってはじめての話だからな!」。
実はM田。私と五子で打つことが相当に悔しいらしいわね
。
ただなんと言うか。置かせ碁のくせして、終わってみれば一石ってのは、ちょっとまあ、感心してあげないでもないわね。

