洗心の間だとね、石がハマグリなわけ。まあどうせ私は黒を持つから関係ないと言えばそうなんだけどね
。
でね。
M田も嬉しかったのか、舞い上がって宮崎先生に「先生は碁石、裏返しますか?」とかわけわかんないこと尋ねてるわけ。あのねえ、M田、碁石裏返すってなによ? 何を舞い上がってるんだろうと思ったら宮崎先生。「え~、まあ序盤は気にして打ちますけどねえ」と。
は? 碁石裏返すわけ? 裏返すって何? と問うてみれば、ハマグリ碁石の場合、石のシマシマ面が下になるように置くのが普通なんだって。知ってた?
でもさあ、と私。乙女の恥じらいで、宮崎先生がいなくなってから尋ねてみたのよ。「せっかくのハマグリ碁石なのに、シマシマを下にしちゃったら普通の白になっちゃうじゃない?」。
「はあ? 何言ってんの」とM田。「君はもしかしてハマグリ碁石はシマシマがおしゃれだから蛤で作ってると思ってるんじゃあるまいな?」。
何言ってんのよ>M田。ハマグリ碁石はあのシマシマがおしゃれなんでしょ! 盤上に綺麗なシマシマが並んでれば格好良いじゃない
!
「やっぱり君は馬鹿なんだなあ」とM田よ。
ハマグリ碁石は別にあのシマシマが格好良いから作ってるんじゃないんだって。素材としてちょうど良いのがたまたまハマグリだっただけで、あのシマシマは「蛤だから付いてしまってるだけ」で、「おしゃれ」で付いてるんじゃないんだって…。
ちなみに、昔の動画だけど「石の置き方」。
こうやって石を置くとき。まず碁笥から石を取り上げる際に、シマシマ面が表になってるのをつまみ上げれば、盤上ではシマシマが下になるそうよ
。
M田。囲碁同期なのに、いろいろよく知ってるね、と珍しく褒めてみたの。すると「君がいろんなことを知らなすぎるだけという面もあるけどね」ですって
。褒められたときは「ありがとう」と応えるんだってことは知らないみたいねっ。

